天板の使い方
1.新しい天板を使用する場合は、最初に離型油を充分に塗り天板になじませてください。空だきは絶対にしないで下さい。
2.シリコン、テフロンの塗布面は、なるべく傷を付けないように、特に金属ヘラは禁物です。
3.天板を使用する都度に離型油または、かたい油(ショートニング)を充分に塗って下さい。この際さらに上から粉を振っていただく方法もあります。また、天板は冷却されたものを使用して下さい。(温かい天板は油が流れて効果半減です)
なお大豆油、菜種油の使用は避けてください。
4.窯から天板を出したら、天板の熱いうちに製品を型から取り出して下さい。タネのもどりと水気のために型に付きます。
5.ソーダパウダ-、(ベーキングパウダー)の多量の使用、ミキシングの結果浮きの高いもの(すなわち比重の軽いもの)は、焼き上がりの表面が弱いため製品を取り出す場合、衝撃を与えると型に付く恐れがあります。静かに、できればひとつづつ取るようにしてください。
6.テフロンは、熱の伝導が良くないので型と製品の接点が半焼けになり、抜けにくいことがあります。下火を少し強めにするか、焼成時間を長めにしてください。
7.シリコン製品は、湯や水で洗わないで下さい。天板と加工面との間に水分が入り込み、シリコン皮膜が剥がれることがあります。表面の汚れを取るときは油の付いた布で軽く拭いて下さい。